医療レーザーによるシミ治療に関する基礎知識

女性の肌の悩みとして、最も多いとも言われているシミ。日々のケアも紫外線対策もしっかりしているつもりでも、ポツポツと目立ってくるんですよね。

最近では、シミ対策用の基礎化粧品もたくさん提供されるようになりましたが、医療レーザーによってシミそのものを除去する治療法もあるんです。

ただ、シミの大きさやでき方等によって、レーザーでは除去できない場合もあり、医師の診断を受ける必要がありますね。まずは、今あるシミの状態を診察してもらい、レーザーによる治療が本当に適切なのかを把握することが大切になります。

医療レーザー治療というのは、その名の通り医療クリニックで受ける施術です。レーザーによってシミそのものを破壊し、1週間ほどで肌細胞が入れ替わる際に老廃物として一緒に剥がれ落ちていくんですね。

シミの大きさや状態によって、1回のレーザー治療では除去し切れない場合もあり、数回の治療が必要になる場合もありあります。

レーザーによる治療費については、医療クリニックによってまちまちなところがあるんですが、大方1cm程度のシミを除去するのに1万円程度というのが相場のようです。ただ、シミの状態によって数回のレーザー照射が必要になる場合があるので、一概に大きさだけでは判断できません。

医師の方と、治療費までしっかり相談してから実際の施術を受けるようにしてくださいね。終わってから、実はすごい治療費になっていたということにもなりかねません。

シミと一言で言っても、その原因によっていくつかの種類に分けることができます。ひとつは老人性色素班と呼ばれるシミで、紫外線によるダメージの蓄積と肌の老化によって、一般にアラフォーと呼ばれる世代にさしかかる女性に多くみられる症状です。

二つ目としては、炎症性色素沈着と呼ばれるシミで、皮膚の炎症の後遺症のような形で生まれる症状ですね。ニキビができたあとなどに、色素が沈着してしまうことで目立ってきます。

三つ目は、肝斑と呼ばれる症状です。これは主に、体内のホルモンバランスの乱れによって生まれるシミで、妊娠中の女性などに多くみられる症状ですね。出産後は自然と消えてしまいますが、過度なストレスなどが重なるとそのまま沈着してしまう場合もあるようです。

このように、シミといっても色々な種類に分けることができ、その対処法もそれぞれで変わってきます。レーザー治療によって直接除去する場合でも、その種類によっては数回の施術が必要になる場合もあるので、必ず担当の医師の方に相談・納得の上で受けるようにしたいですね。